照り返し予防に最適?壁面緑化を維持する方法や品種選びを学ぼう!


急激な気温の上昇を抑制させる壁面緑化

建物の壁に植物を這わせる壁面緑化は遮熱性を向上させて室温を一定に保つ効果があるとされていますが、それ以外にも日光の照り返しを防ぐこともできます。日光が建物の壁に当たると反射しますが、その反射した光によって余計に温度が上昇します。ヒートアイランド現象は複数の建物の壁の間で日光が反射を繰り返すことでも生じるので、急激な温度上昇を防ぐなら壁面緑化がもっとも効果的と言えるでしょう。

地域の気候に適した品種を選ぶのが長持ちさせるコツ

壁面緑化には成長が早く、葉や枝を多く茂らせる品種が最適です。短期間で建物の壁を覆うほどに成長しますが、その一方で地域の気候に合わない品種を選ぶと病気や害虫の被害に遭いやすくなります。日照時間や湿度を考慮し、育てやすい品種を選ぶのが壁面緑化を長く保つためのコツです。複数の苗を育てる際は密集させず、一定以上の間隔を設けることも重要です。

肥料や水の与え方には細心の注意を払う

壁面緑化が失敗する理由でもっとも多いのが肥料や水の与え方が間違っていることです。闇雲に量を増やしても根腐れを起こして枯れるだけなので、品種ごとに最適な量を与えることを遵守します。園芸店では品種ごとに専門の肥料が売っているので、成長を早めるならそのような肥料を与えるのが良い方法と言えるでしょう。背丈をより早く伸ばすには余計な葉や枝を増やさないのが効果的なので、育て始めの頃は最低限の物を除いて他の葉や枝は取り除きます。その際は切り口を消毒し、細菌感染や害虫による食害を防ぐことを忘れてはいけません。

壁面緑化とは、建物の壁面部分につる植物やつつじのような植物を植え覆う事です。温暖化防止や景観保護に役立っています。